上司が英語できない:つらいけどレベルが上がるチャンスだ

アベノミクスの失敗と増税再延期のニュースが世間を賑わせていますね。

確かに景気が好転している気はしないし、今の日本において私自身の消費マインドも特に高まってはいません。

産業全体として、日本市場の低迷は火を見るよりも明らか。どこの企業でも、グローバル市場に出ていくことが求められています。

グローバルで勝負するため、私の部署でも今の新卒社員には英語ができることが当たり前のように求められています。

目安としてはTOEICで800点程度あると、「まあ英語ができる人」と思われるようです。

しかし、若手社員には英語力を求める一方で40代以上の社員が全然英語を話せないというのが日系企業のあるあるです。

私も過去に英語ができない上司に当たってしまったことがあるので、実体験をもとに心構えなどお伝えしたいと思います。

ちなみに、「上司」は英語でBOSSです!

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まずは事実:年代別のTOEIC平均点

何事も事実ベースで把握することが大切ですね。

「上司や先輩社員に限って英語ができないというのは事実なのか?」

下記の表はTOEICが公開している年齢別の平均スコアをまとめたものです。

残念ながら日本人のみに結果が見つからなかったので、世界全体の平均にはなりますが、やはり40代以上の平均点が突出して低いことがわかります。

■TOEIC年齢別平均スコア(TOEIC World Wide Report 2013より抜粋)

21-25歳 601
26-30歳 617
31-35歳 592
36-40歳 563
41-45歳 535
46歳以上 524

英語ができない人たちに、「英語で仕事できないとダメだぞ!」と叱責される不条理・・。

英語ができない上司のもとで働く辛さ

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私の場合は、国際事業部で働いていた時の約1年間の上司が「英語が全く話せない、書けないおじさん」でした。

思い出すだけでも、あのときは本当につらかったです・・・。

彼は過去に中国に駐在していたため中国語はペラペラなのですが、英語がザル。

国際事業部の仕事は中国だけではなく、アジア・欧米まで含めた業務なのでメールや資料作成、電話会議、打ち合わせまで全て英語での仕事です。英語ができないと、マジで話にならない部署です。

そこで英語ができないその上司がどんな働き方をするかというと

  • 「アメリカのXXに依頼をしたいから、英語メール書いて俺に送ってくれないかな?」と言ってくる
  • 海外との電話会議では決して発言せず、耳元で私に「今どういう流れ?」と聞いてくる
  • 日本語でよくわからない資料を作ってきて「これ英訳してくれ」
  • 部長に対しては、「全て問題なく進んでいます」という謎の報告

 

中国出張のときだけ饒舌で中国語の挨拶などを披露するのですが、

現地スタッフも「英語でプレゼンしているのに、何で中国語で返してくるんだろう?」と不思議がっていました。

正直、中国語とかどうでも良いから英語話せよ!と毎日のように思っていました。

彼のもとで働いているときに転職のオファーがたくさん届いて、年収100万以上アップできる案件だったので9割方退職する方向になっていました(笑)

そのときの記事はこちら↓

海外駐在は転職に有利:年収100万円UPした転職エージェントと戦略

英語ができない上司のもとで働くメリット:全ては自分次第

WE CAN FUCKING DO IT
Moira_Fee via Compfight

さて、文句ばかり書いても仕方がないので、英語が話せない上司にあたったときのメリットもお伝えします。

英語だけには限らないのですが、仕事ができない上司に当たると、自分が強制的に成長させられる可能性が高いです。

皆さんも過去のキャリアや学生時代のアルバイトの経験など振り返ってみて、同じように感じませんか?

周りがしっかりしていないときこそ、「私が頑張らなければ」と気合いが入って普段以上の力を出せるのが人間です。

上司が頼りにならないから、判断を仰ぐのではなく自分で各国のスタッフに意見を伝えてビジネスを動かしていく。

電話会議や出張時の打ち合わせも自分で議論をしかけて、相手の質問にも全て英語で答えていく。

一方で、会議に参加している上司にもその場である程度伝わるように、

“わかりやすい英語を、極めて論理的に、ゆっくり単語を選んで話す”クセが身に付きました。

これは、英語を使ってビジネスをしていくうえで、基本のようでなかなかできている人が少ないスキルです。

いくら英語ができても伝わらなければ意味がないので、英会話の練習に終わりは無いと思っています。

 

・・・・ここまででおわかりのように、この一年間、はっきり言うと、上司を置き物のように扱いました。

あんたはそこにいてくれれば良い、好きなようにやらせてくれ、と。

その辺のプライドは全然無い人だったので、本当に好き勝手にできましたね(笑)

各国の社員も、「お前に話せば良いんだな」と段々と理解してくれるので、本来の私のポジション以上の仕事を任せられるようになりました。

結果として私の場合は、彼の下に付いた1年間で猛烈にビジネススキル、英語力が上がりました。

まとめ:英語を伸ばす機会にしてしまおう

英語ができない上司と働くことの辛さとメリットについてまとめてみました。

英語が話せない上司と5年も10年も働けと言われたら私も転職を考えますが、
1,2年の間であればご自身のビジネススキル、英語力を圧倒的に成長させる機会と考えてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私が英語のできない上司のもとで週に3,4回の電話会議をこなしていかなければならなくなり、
利用していたのがオンライン英会話です。

フィリピン人の先生に緊急で電話会議のやり方を教わりました。

具体的には、手短で効果的な英語の挨拶や英語の議論のまとめ方などを教わりました。

ただし、お金はなるべくかけたくなかったので、無料体験を利用しまくりました。

以下の大手のオンライン英会話スクールなら、各社1週間無料体験や2回まで無料受講体験を行っています。

私がやったことは、とりあえず片っ端から無料体験だけ試す、です(笑)

これだけで10回以上英会話の練習ができるので、NOVAやECCに通ったら数万円かかる体験が無料でできるんです。

たくさんのオンライン英会話スクールがありますが、講師の質から考えても以下の大手がおすすめです。

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