狂犬病の悲劇:中国では犬に近づかない!予防接種は必須

中国で暮らす上で常に注意してほしいのが、「犬」です。

中国では狂犬病が大きな問題となっており、実際に犬にかまれて死んでしまう人が毎年います。

中国人の狂犬病対策状況や、どのように犬を飼っているのか、について上海で駐在妻として暮らしていたmanamiさんにインタビューしましたので、以下ご紹介です。

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中国は空前のペットブーム

中国でペットとしての犬

『上海では、どこを歩いていても犬を見るんです』とmanamiさんは言います。

それもそのはず、長く続いた1人っ子政策の影響もあり、中国ではペットブームが続いています。

犬を飼っている世帯が約3000万世帯はあるとも言われているようで、なかには一般人には理解できないような愛情の注ぎ方をする飼い主もいるようです。月に5万円くらいペットにつぎ込む中国人も出てきています。

日本でも、東京のお金持ちが飼い犬に”すき焼き”を食べさせるようなニュースが一時期出ましたが、それ以上の贅沢飼いが中国でも行われているのです。

中国では富裕層でも犬に予防接種は打たない

一方で日本のペットとかなり違う点が、「狂犬病への対応」です。

中国では毎年2000人以上が狂犬病で亡くなっています。

manamiさん曰く、中国人は飼っている犬に狂犬病の注射をする人がほとんどいないらしいんです・・。これは別に、「お金が無いから」が理由ではないそうです。

『高級外車に乗っているような金持ち(富裕層)でも、狂犬病への対応は全然していませんでした。飼い犬に狂犬病の予防接種をしているのは、日本人駐在員だけでした』とのこと。

国の責任なのか、飼い主の飼い犬に対する予防接種の意識がとても希薄なんだそうです。

ですから、中国では絶対に犬に噛まれないようにしてください!野良犬だけでなく飼い犬にも注意してください!命に関わります!

狂犬病は発症したら、致死率がほぼ100%と言われていますので、最大限の注意を払ってください。

manamiさんも、『子供がその辺の犬に近づいて行ってしまわないように、常に注意していました』と語っていました。

また、中国に赴任する方で、犬を日本から連れていく場合は、飼い犬の予防接種も必ず日本で終わらせていくようにしましょう。

中国人は狂犬病の予防接種もしていない

中国の狂犬病

駐在で中国に行かれる方は、事前に狂犬病の予防接種をしていくと思います。ワクチンですね。突然の海外赴任で中国に行かされるケースもあると思いますが、予防接種だけは絶対に終えてから赴任した方がいいです。

一方で現地に住む中国人は狂犬病のワクチン予防接種をしていません。

犬が予防接種をしていないだけでなく、人間も予防接種をしていないんだから、犬に噛まれたら狂犬病を発症してしまいます。だからこそ、犬に噛まれて死んでしまうんです。

『狂犬病が発症して亡くなる人のニュースは良く見ました。その度に怖かったです・・』と駐在経験を語るmanamiさん。やはり、日本と中国は全く違う国なんだということを思い知らされました・・。

前回の誘拐の話にも通じますが、中国駐在においては、自分の身は自分で守る、が本当に重要ですね。





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