海外駐在員のとても大事なお仕事:日本からの出張者対応
会社側の視点で考えると、海外転勤とはどういうものでしょうか?
あなたが海外駐在員になると、海外現地法人のメンバーにとって、
日本本社を代表する人であるだけではなく、派遣元の日本本社
(外資系企業の場合は違うか・・)から見ても、海外子会社を代表する人間になるのです。
海外駐在員になると、概して業務の幅は広がります。
その中で重要な仕事の1つが、日本からの出張者対応です。
はっきり言って全ての海外駐在員が「面倒だなあ」と思っていますが、
ものすごく大事な仕事なので心得ておきましょう。
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海外駐在員のお仕事:出張者のお出迎え
画像:moneynews.com
どれくらいのペースで日本から出張者がやってくるでしょうか?
もちろん会社の規模や仕事スタイルによるのですが、少なくても3ヶ月に一度くらいは
お出迎えに行かなければいけませんね。
出張者と、到着便のやり取りを事前に行い、当日の出迎え場所も
事前に伝えておくようにしましょう。相手の出張者が初めて来る場合は、
その国や赴任先の都市のトリビアみたいなものも用意して話せるようにするといいですね。
海外駐在員のお仕事:現地法人についてのガイダンス
私も、もともと海外駐在員になる前は、頻繁に海外子会社に出張に行っていたので
出張者側の気持ちがわかります。
海外出張者あるあるですが、彼らは「駐在員はその国のことを何でも知ってる」と思っています。
実際はそんなわけないんですけどね(笑)
ものすごく基本的なことでいえば、その国の人口構成比やGDP、政治状況など
簡単な質問はすぐに説明できるようになっておきましょう。
それから海外赴任先の会社の社員構成や売上規模、会社の成り立ちなどは常識ですよね。
その上で、海外子会社の実情やキーマンなどについて出張者に説明してあげましょう。
海外駐在員のお仕事:会食のセッティング
画像:http://www.german-business-etiquette.com/img/10-business-dinner.jpg
海外出張者との会食も重要な仕事の1つです。
現地社員も入れて会食をするのか?駐在員と出張者だけでの会食なのか?
事前にこれまでの会食スタイルなど確認しておきましょう。
またもや出張者あるあるですが、「駐在員はウマい店に連れて行ってくれる」と
思っているふしがあります。
「普段からレストランなんて行かねーよ!」と言いたくなる気持ちを抑えて
情報収集に励みましょう。会食を重ねる内に、本当にお店には詳しくなるので大丈夫です。
かなり上の職位の出張者との会食の場合は、事前に好みなどを部下に聞いておくことも必要ですね。
まとめ、海外出張者対応はキャリア上おざなりにしてはいけません
海外転勤をして、華々しいキャリアをスタートしたあなた。
しかし、海外赴任はゴールではありませんよね?
いずれは海外赴任を終えて、日本に帰って仕事をするはず。
海外出張者との対応を適当にすれば、赴任終了後の仕事が本当にやりづらくなります。
たまには休日を潰してしまうこともあるかもしれませんが、
「数十万人の海外赴任している日本人が、みんな頑張っている」と思って
海外駐在員のお仕事を遂行していきましょう。
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