(随時更新)書評:なぜ戦略で差がつくのか_目からウロコ

これだけは絶対に読みたいと思って即買いした音部大輔さんの著書:なぜ「戦略」で差がつくのか

P&Gやユニリーバ、日産など大企業での豊富なビジネス経験から、一般的なビジネスマンの悩みを的確に捉えた文体が非常に読みやすく、いちいち頷いてしまいます。

随時更新していきますが、忘れないためにもメモを残していきます。

・戦略とは何か?を考えることが重要。そのために、戦略が必要な状況はどんなときなのかを考えてみる。

・戦略=目的ではないし、戦略=計画でもない。戦略とは、目的達成のために限られた資源をどう利用するのかの指針、と定義する。

・思考のスイッチを入れる2つの質問

①なにが問題か what’s wrong?

②ある場合とない場合 with and without

・モノは経験や行為を具現化する手段にしかすぎない。ただし、これは骨董品やコレクターズビジネスの場合には当てはまらない

・価格=消費者満足の対価だとした場合、売上状況が悪化したらどうするか。価格を下げるのではなく、価格に見合った満足を提供するべく改良を行うべき。

・知識には2種類ある。
①知識の獲得を目的として得られた知識(消費者調査や技術開発など)
②副次的に得られた知識。事業の失敗からの学びなどがこれ。

副次的に得られる知識は、プロセスを分解して、どこで失敗したのか、何が問題だったのかを意識していないと得られない。

一定規模以上の行動に対しては、行動結果の評価をして文書化することが効果的。その際に、何が新しかったのかは明文化する。

 

・不測の事態に全て対処するのが常に正しいとは限らない。対処が必要なほどの危機なのかを分析する。余りに柔軟に戦略を変えることは、それまでの決定にかけた時間、資源を無駄にすること。基本原則としては、意思決定を行ったら変えるべきではない。





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