【35歳900万越え】シンガポール駐在の給与はどれくらい?
シンガポールに駐在する日本人はどれくらいの給料をもらっているのでしょうか?
こういう調査ってなかなか良いデータがないのですが、財団法人労務行政研究所の調査データが公開されていたので簡単にご紹介します。
都市別の35歳家族帯同駐在員の年収
ニューヨーク | 827万円 |
上海 | 875万円 |
シンガポール | 900万円 |
(調査は、2012年に実施。https://www.rosei.or.jp/research/pdf/000057862.pdf)
なんと、3都市の中でシンガポールが一番年収が高いという結果に!数十社への限られたインタビュー結果ですし、額面通りに受け取る必要もないのですが、とにかくシンガポール駐在員の年収は他の国の駐在員と比べても悪くないんだよということがわかっていただけるかと思います。
ただ、一方でシンガポール駐在員がリッチな生活を楽しめているかというとそうでもなさそうです。私の友人でシンガポールに赴任していた日系企業社員に話を聞きました。
シンガポールの物価は異常高
シンガポールで、そこそこのレストランでビールを一本頼めば現地通貨で普通に10ドル(800円)はします。3杯飲んだら2400円です。んーーー、若手にはきついな(笑)私はアメリカだったので、バーにいけば1杯4~5ドルくらいでした。
シンガポールでお酒を飲んで外で食事するとなると1万円弱の出費は覚悟するのが普通だそうです。「うまい焼き肉を食べたかったら1万5000円くらいは払う」とは友人談。
当然ですが、シンガポールの現地社員達もこの物価高には参っていて夫婦共働きが普通だそうです。夫婦で世帯年収が1000万円を越えていれば何とか不自由なく暮らしていける、というのが一般的な理解なようです。
駐在員の場合は、世帯年収が900万円で、「1000万に届いてないじゃないか!」と心配される方がいるかもしれませんが、海外赴任者の場合は、一番費用がかかる住宅費が会社持ちですからご心配なく。
一般的に駐在員が住むアパートやコンドミニアムは月額20~30万円ほどは下らないとのこと。そう考えると、シンガポール駐在員は実質1200万円程度の年収をもらっていることになりますね。
タイやインドネシアといった東南アジアの他の国の駐在員と比べると、シンガポール駐在員は上流の生活が送れそうな気もしますが、お財布事情は意外と厳しいのかもしれません。
ちなみに、駐在国の歴史を事前に勉強することは必須だと私は考えています。シンガポールならこれがコンパクトにまとめられていておススメです。
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