【煽り】有給取得できないサラリーマンほど仕事できないし海外赴任もできない
ビジネスマンのみなさん、有給をきちんと取得できてますか?
「忙しくて休みを取る暇なんてないんだ!」
「うちの会社はそういう文化じゃないから・・」
という声が聞こえてきそうですが、今回はあえて議論を煽る意味でも断言したいと思います。
有給も取れないような人は、仕事ができていない可能性が高いです。
大きな出世も望めなければ、海外赴任もできずに終わるでしょう。
ふざけるなよ!とお怒りの方もいらっしゃるとは思いますが、少しお付き合いください。
毎年最低でも有給を8割消化しながら、海外赴任なども経験させてもらっている私の意見を紹介したいと思います。
日本人の有給取得率は?
そもそも、日本人の有給取得率ってどれくらいなんでしょうか?
以下の図は、平成15年からの日本の有給取得率をグラフ化したものです。
これを見ると、日本国の有給取得率は、48%前後でほぼ一定であることがわかります。
この有給取得率は日数ベースで計算されているので、
平均的な日本人は与えられた有給の約半分しか取得・消化していないということになります。
グラフ:日本の有給取得率 (%)
(データ引用:http://db2.jil.go.jp/tokei/html/W2402002.htm)
世界の有給取得率は:日本より高い?低い?
さて、この48%という日本の有給取得率は他の国と比べて低いのでしょうか?
私が海外赴任していたアメリカなんかみんな休みまくりだったので、なんとなーく低そうな感じはしますが、実際の数値で知りたいですよね。
色々と検索してみると、ありました。Expediaが以下のような調査を行っていました。
グラフ:主要国の有給消化率(%)
(引用:https://welove.expedia.co.jp/press/13894/)
いかがでしょうか・・?
データ元が違うので、日本の有給消化率が60%となっていますが、
他国と比較して有給取得率が低いことは明らかですね。(韓国はすごいですね・・)
日本人が海外赴任・駐在をする場合は、最低でも課長やマネージャーなど管理職としての赴任が一般的です。現地の部下は、平気で有給を取ります。
日本で自分が有給を取る習慣のない人が海外に赴任すると、「なんでスタッフの皆は、すぐ会社を休むんだ・・」とストレスがたまり続けてしまいます。
挙句の果てには、以下のような負のスパイラルに陥るんです。
外国人の部下に「有給をそんなに取るのはおかしい」という謎の指導
→ 部下と衝突・大クレーム
→ 現地スタッフとうまくやれない駐在員との烙印
→ 海外駐在の早期終了。帰国
休める人の特徴と休めない人との違い
休める人=有給を取れる人と取れない人の違いはどこにあるのでしょうか?
→会社・部署の違い?
いいえ、そうではありません。
同じ会社・部署の中でも、有給をしっかり取る人と全く休めない人っていますよね。
だから、会社や部署の違いというのは正しくないと私は考えます。
→上司の違い?
これは、間違いなくありますよね。
上司が休みを積極取るタイプの人であれば、自分も取りやすくなるのは確かです。
(だからこそ、海外赴任を目指す方は、現地マネージャーになることを踏まえて、ご自分も積極的に有給を取るクセをつけるべきなのですが・・)
以下は、私の考えですが・・
有給が取れる人は、仕事の全体像が見えている人だと思います。
具体的に言うと、以下のような人です。
- プロジェクトの中での自分の役割だけでなく、他の人の役割も把握できている
- スケジュール管理ができていて、自分が抜けても大丈夫な時期がわかる
- 短期的に人に任せても大丈夫な業務の範囲がわかる
- 事前に関係者に対して、根回しができる
自分で仕事をコントロールできるような、リーダー気質の方、といっても良いかもしれませんね。
一方で、以下のような人は、有給が全然取れません。
- 指示待ちで仕事をしていて、明日何をすべきかもわからない
- いきなり仕事を振られても何の疑問も感じずに取り掛かる
- 仕事を一緒に進める人との信頼関係が築けていない
突発的な仕事の対応が多くなってしまい、しかも人に任せることもできないので、毎日休まず会社に行かなくてはいけなくなってしまう・・。こういう方、会社にいませんか?
もちろん、全ての方がこれに当てはまるとは考えておりません。
先日の「YOUは何しに日本へ」はご覧になりましたか?
instagramで世界中から人気の柴犬まる。
彼に一目会いたいとカナダからやって来た発電所のエンジニアの方。
なんと日本滞在時間はわずか8時間!
トラブル解決を主とした仕事のため、長期の休みを取ることが不可能だとのことでした。
彼のように、どうしても有給を取れない人がいることも理解しています。
*とはいえ、彼ですらスケジュールを徹底的にコントロールして日本に半日滞在できる時間を産み出したのです。
私の考えは、仕事は自分で作るもの。休みも自分で勝ち取るものです。
この考えに従って行動すると、自然と自分のために有給を取ろうという気になってくるのではないでしょうか。
まとめ、戦士の休息
以上、私の考えを述べてきましたが、休むことがなぜ良いのかという点にあまり触れられませんでした。
定期的な休息は体の疲れを取るだけでなく、脳の疲れも取ることができます。
平日の街中を散歩してみると、普段とぜんぜん違う景色が広がっていて色々発見もあるんです。
ぜひ、有給を一度取得してみて、新たな世界を感じてください。
私の最近のバイブル。これ、マジで使えますよ(笑)
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