ドイツ,スペイン,英国のテロ危険性と対策状況 2016

ヨーロッパ出張で各国を回ってきました。欧州でのテロが相次ぐ中だったので、かなり警戒しながらの出張でした。

これから旅行シーズンでヨーロッパを訪れる方も多いかと思うので現地のテロ対策状況がどれほどのものなのか実状をお伝えします。

訪れた都市は、ヘルシンキ(イミグレのみ)、ベルリン・バルセロナ・ロンドンです。

スポンサーリンク


ヘルシンキの国際空港

ここでEU入国ということでイミグレを通りました。セキュリティチェックは厳しめ。入国書類等はありませんが、「ヨーロッパで何をするんだ?どんな仕事だ?」と聞かれます。質問も少し厳しめでした。

ドイツ、ベルリンのテーゲル国際空港

着いてビックリでしたが、テーゲルの空港ってすごく小さいんですね。
ベルリンは次のISISのテロのターゲットなどと言われていますが、特に警察が厳重に警備している光景は見られませんでした。
我々はヘルシンキでEU域内に入っているので、イミグレもありません。EU圏内の移動はノーチェック状態なんでしょうか?

ベルリン、フランデンブルク門

ベルリンのテロ対策状況

フランデンブルク門は夜の10時過ぎに訪れました。

4月のベルリンはまだまだ寒いので、あまり出歩いている人がいませんでした。この時間にテロが行われることはまず無いと思います。人がいなさすぎて、狙う意味がないので・・。

ベルリンのアレクサンダー広場

IMG_3624

地元の人や観光客が集まるアレクサンダー広場周辺を訪れました。平日でしたが、人通りは多かったです。警備は一切なし。
ショッピングモールでの持ち物検査もありません。
ベルリンはとにかく色んな人種の人がいて、誰が危険かなんてわからないですね。。

ベルリンの市街地全般

IMG_3595

食事で市街地を訪れたときに感じたのですが、ベルリンは路上駐車の車が非常に多いです。無数の車が路肩停車しているので、この中の一つが爆発してもなんら不思議では無いと思いました。

スペイン、バルセロナの国際空港

続いてバルセロナを訪れました。バルセロナの空港は、テーゲルよりもとても大きいですね。
入国、出国と利用しましたが、人が溢れていて厳重警戒とはとても言えない状況です。
ただし、荷物チェック・身体検査は厳しめに行われていました。

バルセロナ、サグラダファミリア

IMG_3659

観光名所のサグラダファミリアでは、カバンの中身のチェックも行います。ただし、これはテロの懸念がある前からのチェックです。
サグラダファミリア周辺に警察が配置されているわけでもなく、誰でも自由に近づくことができます。

バルセロナ、カタルーニャ広場と旧市街

2階建て観光バスや空港バスの発着地でもあるカタルーニャ広場。そしてそこから広がる旧市街。

観光客が一番集まる場所で、数千人の人でごった返していましたが、警備はほぼありませんでした。

ゴシック地区に少し警官がいた程度です。

総じて、スペイン大丈夫かな。。

イギリス、ロンドンのヒースロー国際空港

スペインからイギリスに入国する際は再びイミグレで入官審査がありました。

  • イギリスで何をするのか
  • 何泊するのか?
  • なぜスペインに行ってきたのか

などを質問されました。イギリスが一泊だけのショートステイだったのでそこまで厳しくはありませんでした。

出国の際はヒースロー空港の第3ターミナルを利用しました。

ここも人でごった返していましたが、警察等の警備は皆無でした。

どこでも爆弾をしかけられそうな感じで、正直怖かったですね。

同行した会社の同僚と、「荷物の持ち込みも自由だし誰でもテロを起こせる可能性がある」と話していました。

ロンドン、バッキンガム宮殿

ロンドン、テロ対策状況

衛兵交代を見るためにたくさんの観光客が毎日行列を作ります。

さすがにここは、マシンガンを持った警察官がギラギラと目を光らせています。

写真では、鉄柵の先に警察官が見えると思います。

騎馬隊が周囲を通ることもありますが、その後ろもパトカーがしっかりと護衛していますね。

セントジェームズパークやグリーンパークは、警察もいませんでした。

ただ、テロで狙われるとしたら人がまばらな公園よりも、この後紹介する広場なのかなと感じました。

ロンドン、トラファルガー広場

ロンドン、テロ対策

ナショナルギャラリーの正面に広がるトラファルガー市場。

ストリートパフォーマンスやデモ活動なんかも行われています。

噴水やライオン像などの前で写真を撮る人がたくさんいました。

とにかく人が多いので、何があってもおかしくないなと感じました。ここも警備はありません。

ロンドン、ナショナルギャラリー

IMG_3823

トラファルガー市場にあるナショナルギャラリー。

ダヴィンチやフェルメール、モネ、ゴッホなどの絵が展示されているのですが、なんと入館料が無料。

タダでこれらの名作を楽しめる素晴らしい美術館です。

ただし、無料だからなのか、美術館や博物館なら大抵行われる荷物検査もありませんでした。

これは非常に心配になりましたね・・。

ロンドン、Soho

ソーホーは買い物やカフェ、レストランなどを訪れました。

特段の警備はありません。ただし、小道が入り組んでいて、人がぎっしり集中するような場所ではないので、テロで狙われるような感じもないのかなと思いました。

総じてロンドンは、王室の観光地には警備が重点的に置かれていますが、その他の場所はあまり警戒されていないように感じました。





One Response to “ドイツ,スペイン,英国のテロ危険性と対策状況 2016”

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ