転職組も海外赴任できる?面接で何を伝えるべきか教えます

当ブログを読んでいただいている方は、大方以下の2者のどちらかだと思います。

  • 既に海外赴任が決まった方
  • 今後海外転勤をしたいと思っている方

今回は特に、キャリアの中でどうしても海外駐在を経験したくて、転職も考えている方向けに私の経験からお伝えできる情報を共有します。

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海外転勤するために転職を考える人の共通の悩みとは?

海外転勤のための転職

ブログの読者さんの問い合わせや、駐在員同士のつながりから転職について良く相談を受けるのですが、海外赴任を希望する多くのビジネスマンが以下のような悩みを抱えています。

「今の会社では海外で働くチャンスが全然巡ってこないから、海外事業に力を入れている会社に転職したい。だけど、、」

「外資系企業で働いているが、結局日本市場のためのスタッフでしかない。グローバルに事業を展開している日系企業に転職して海外支社に出向したい。だけど、、」

そう、皆さん本当に海外駐在を経験したいのですが、共通する迷いがあることがわかったんです。

それは、日系企業は新卒から入ったプロパーの社員しか海外赴任させないという言説です。

海外赴任のために転職したいけど、プロパーの社員しか海外支社への転勤はあり得ないらしい・・・。これってジレンマですよね。

日系企業って本当にプロパー社員しか海外赴任できないの?

結論からお伝えします。

全くそんなことはありません!!

例えば私の駐在するアメリカの子会社では、そこら中に転職組の駐在員がいました。

さすがに入社して即海外赴任というパターンはほとんどありませんが、日本で半年~1年ほど業務の流れを把握して、海外転勤してきた駐在員もいましたよ。

これは、他の会社でも一緒ですね。実例を上げれば、私の知り合いの広告代理店(H報堂)社員は、銀行からの転職組ですが中国に駐在していました。世界一の自動車メーカー(Tヨタ)の友人は、元々素材メーカーからの転職者ですが、今アメリカに駐在しています。

ものすごく小さい会社で、海外駐在員が全社で5人以下、とかになってくると転職者は後回しにされるかもしれません。

しかし、総合商社を除いてほぼ全ての中堅~大手の日系企業は、海外赴任して活躍できるグローバル感覚のある人材が不足しています。海外駐在の適性さえあれば、転職の方であっても間違いなく海外赴任できます。

ちなみに商社は、海外志向バリバリの人間の集まりですので、海外赴任を第一に考えているなら転職はオススメしません。海外駐在できる可能性が低いです。

転職面接で何を伝えるべきか

海外駐在のための転職
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では、海外駐在を前提とした転職の面接では何を伝えるべきでしょうか?

お話してきた通り、これまでに海外駐在経験や海外事業の経験が無い方を前提としています。

第二新卒採用などと銘打たれたものであっても、大抵は配属の部署は面接の段階で決まります。

今の会社でのキャリアを捨ててでも転職を選ぶわけですから、海外駐在に強い興味があることは絶対に主張すべきです。

海外事業担当として私が転職者を面接するときに特に見ているのは、論理的思考力などは当然として、以下の点です。

  1. 業務のスピードを下げる能力的欠如が無いか
  2. 外国人との議論から逃げない責任感があるか
  3. ビジネスにおける不条理さを解決した実績はあるか

といった点です。

能力的欠如というのは、主に語学ですね。転職組ですから、即戦力を求めます。

最低限語学は必須です。海外駐在したいです!でも英語はできません、という人は採用しません。

それなら内部の社員に英会話学校に行かせた方がコストは安いです。英語に自信が無いなら、まず英語をある程度のレベルまで仕上げてから面接に行きましょう

それから、海外駐在員は不条理に耐えられる人でないといけません。

日本人ではない人と働くわけですから、文化や価値観の違いで苦労することの連続になります。

「こんなはずじゃなかった。。」なんて泣き言を言いそうな人には海外転勤のチャンスは与えられません。

いかに難しくても、外国人スタッフと議論を尽くせそう、頑張れそうな人であれば、採用したいなと思います。

頑張れそうかどうかを判断する上で、海外事業の経験は必須ではありません。

ビジネスの世界では不条理なこと、想定外のことが日常茶飯事で起きていると思います。

不条理さを上手く解決した実績がある方であれば、それが日本であっても海外赴任先であっても同じようにやってくれるのではないかと期待して採用しますね。

本当に転職するためのエージェント選びのために

以上、ここまで完全に私の個人的な見解でした。これから海外赴任に向けた転職を考えている方の役に立てば嬉しいです。

他の記事でも紹介しましたが、私が転職活動を行ったときにメインで利用したのはリクルートエージェントです。

海外駐在ができるようないわゆる優良企業の取扱い数は最多レベルだと感じました。

担当してくれるエージェント自体もリクルートの社員なので、非常に論理的で仕事が早いです。

エージェントの質って本当に重要ですよ。

小さな転職エージェントもいくつか登録しましたが、連絡が遅かったり、お願いした案件と全然異なるものを紹介してきたり、かなり時間を浪費してしまいました。

転職に関しては、大手のエージェントはまだまだ強いんだなと感じました。

海外駐在したい!という希望を伝えれば、駐在員とは異なるエージェントとしての意見を色々伝えてくれるので、まずは相談してみるのも良いかと思います。

リクルートエージェントの公式サイトはこちらから





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