1年に224万円貯めた共働き夫婦のゆるい貯金-貯蓄-節約術#1
30歳前後の共働き夫婦が意識しだすことと言えば、「夫婦の貯蓄」ではないでしょうか?
共働きだからこそ、夫婦がお互いに自由にお金を使ってしまって貯蓄ができない、という知り合いの夫婦の話も良く聞きます。
幸いなことに、我が家(共働き30代子無し夫婦、いわゆるDINKS)では、
ゆるい貯蓄ルールを決めただけで、1年間で224万円の貯蓄ができていました。
そこまで大変なことをしてきたわけではなく、気づくとこれだけの貯蓄ができていたという感じだったので、これまで心がけてきたことや夫婦でのルールをまとめてみました。大きく貯蓄と節約の2種類に分けてご紹介しますが、今回はまず夫婦貯蓄についてです。
Contents
共働き夫婦が1年で224万円貯蓄するためのルール
失敗しない貯蓄の方法は簡単です。
「2人の共通口座を作成し、夫婦それぞれの毎月の振込額とスケジュールを決めて実行する」だけです。本当にこれだけでお金が貯まるんです。
以下に書いてあることは基本的なことが多いと思いますが、全て守れば、額の多い少ないはあるにせよ、お金は必ず貯蓄できます。
まず、リーダーを夫と妻どちらにするか決める
夫婦貯金を始める上で、「夫婦でがんばろうね!」の合言葉だけで済ませていては、絶対にお金は貯まりません。
旦那さんでも奥さんでも、どちらでも構いませんので貯蓄の主幹事・リーダーを決めましょう。
たった2人での貯蓄ですが、リーダーは重要です。貯蓄のスケジュールや方法、貯める額などをリーダーが決めるのです。お金の話は、初めが肝心。ここでどちらかが頑張らないと、いつまで経っても貯蓄ができない状態が続いてしまうはずです。
実際、私たち夫婦も初めの数か月、「早く夫婦預金はじめようよ~」なんて言いながら、何もしない期間が続きました。あれが無ければもっとお金貯められていたなあ。
夫婦のうちで、お金の管理がしっかりできそうな方がリーダーになるようにしましょう。
収入を見える化して、夫婦で現状を把握する
あなたは自分の旦那さんもしくは奥さんが毎月いくらの収入を得ているか知っていますか?
夫婦の貯蓄を着実に増やすコツは、ただひとつ。
”貯金額と貯蓄時期の固定スケジュール化” です。
毎月決まった時期に、決まった金額をいかに貯蓄できる仕組みを作れるか、だけがポイントです。決まった金額を貯蓄するためには、自分たち夫婦が毎月いくら収入があるのかを把握しないと、双方が納得することはあり得ません。
夫婦でなんとなく話して、「じゃあ毎月お互い5万円ずつ預金しようか?」で済ませちゃダメですよ!!
お互いの収入を知らないまま夫婦預金を始めた友人夫婦が何組もいますが、確実に以下のようになります。
- 「あいつがいくらもらってるか知らないんだよね」と夫が愚痴を周囲にこぼしだす
- 「絶対私よりもらってるのに同じ金額しか貯めないんだよ!?」と妻の不満がたまり始める
- もう夫婦預金しなくて良いんじゃないかな・・。子供できたらまた貯めればいいし。という謎の結論に至る
どうですか?やばいですよね。でも、こういう夫婦本当にいるんですよ。
このトラブルは、お互いが相手の収入を把握していないことが大きな原因になっています。相手の収入を聞くのはためらわれるかもしれませんが、2人の将来の夫婦貯蓄を増やしていくためだ、としっかり説明すればお互い納得できるはずです。
この記事を読んでいる、貯蓄リーダーの方が相手に給与明細を見せてもらうようお願いしましょう。それかこの記事を見せてもらってもいいですけどね。あ、良い案かも。
お互いの毎月の貯蓄額を決定
ここまで来れば、貯蓄額を決定するのはそこまで難しくありません。お互いの毎月の収入額を念頭に置きながら、夫と妻がそれぞれ毎月夫婦預金に貯蓄をするのかを決めましょう。
このとき私たちが心がけている鉄則は、
”収入の差=貯蓄額の差を崩さない。夫婦の支出は平等に。お小遣い=支出。”
例えば、旦那の収入が妻より月に20万円多いとしても、月のお小遣いは支出扱いなので、夫婦同額にします。それぞれが自由に使えるお金に差があるとそれは、共働き夫婦としては不平等になるので絶対NGです。
私の場合は、家賃・光熱費・インターネット代・小遣いなどを支出としてそれぞれ同額で計算していきます。結果的に、各自の収入からこれらの支出を引いたものが、毎月の夫婦預金額となります。
我が家も夫婦間で所得差があるため、私と妻で預金額に差はありますが、夫婦で合わせて18万円を毎月貯蓄しています。
18万円 x 12ヵ月=216万円ですね。あとは、下で紹介しますが色々なモノを売って入った8万円も貯蓄したので、合計で年間224万円の夫婦貯蓄となりました。
夫婦貯金の振り込みをスケジュール化
これに関しては、多くを語る必要はありませんね。会社の給料が毎月25日にもらえるのと同様に、夫婦の貯蓄の日も決めましょう。
会社が自動的に2つ目の口座に振り込んでくれると一番便利なんですけどね。我が家はそういう会社に勤めていないので、毎月最終週の土曜日に夫婦で共通の預金口座にお金を振り込むようにしています。時期はいつでもいいですが、とにかく預金の日を決めることが重要です。
夫婦貯金の口座にはネットバンクを活用
夫婦貯金に使用する口座については、以下の2パターンがあります。
夫か妻がすでに所有している口座を使用する
結婚をするくらいの年齢になると、夫も妻も特に使用していない銀行口座を持っている場合があると思います。そういった半分眠ってしまっている口座を貯蓄用に使うという方々も多いです。
全く使っていない口座がある方々はこの方法もありですよね。うちは違いました。
どちらかの名義で新しく夫婦貯金用の口座を作る
我が家の方法です。夫婦貯金(預金)用として、新しくネットバンクの口座を作りました。
たまたま私も妻も東京三菱UFJ銀行をメインバンクにしていたので、
三菱UFJの口座からの振込手数料が無料になる「じぶん銀行」の口座を夫婦貯金用に1つ開設しました。
このように夫婦貯金をする上で考慮してほしいのが、振込手数料を無料にすることです。
例えば3大メガバンクの振込手数料(他行宛て3万円以上、ネット振り込み利用)は以下の通りです
三菱東京UFJ銀行 | 324円 |
三井住友銀行 | 432円 |
みずほ銀行 | 432円 |
と、いうことで安い三菱UFJでも他行宛ての振込であれば、毎月324円の振込手数料がかかります。
振込手数料だけで、1年間で324 x 12 = 3888円。 これって、夫婦貯金にとっては痛手ですよね。
夫婦2人の貯蓄を増やしていくはずなのに、どんどんお金が減っていってしまうなんてアホらしいです。
そこで、おすすめとしては、夫婦貯金用の口座をネットバンクで新たに作ることです。ネットバンクは振込手数料も無料の場合がほとんどですし、
私たちは三菱東京UFJ同士だったので、三菱東京UFJからのじぶん銀行が一番便利でした。
夫婦で異なるメインバンクを使用している場合は、住信SBIネット銀行で夫婦貯金用の口座を作るのが一番おすすめです。
理由としては、以下の点で一番住信SBIが経済的でお金が貯まるからです。
- いちいち銀行に行かないでネットで24時間すぐに預金ができる
- 振込手数料も月3回まで無料。ATM手数料も無料。
- 定期預金の金利が高い
- 目的別の口座を作成することが可能。
例えば、夫側が貯蓄リーダーの場合、住信SBIの普通口座を作るときに、「夫婦貯金」と「夫の貯蓄」の2つの口座を設定しましょう。そして、妻は住信SBIの口座を「妻の貯蓄」として作ります。
夫は、「夫の貯蓄」口座から「夫婦貯金」口座へ預金の振り替えを、
妻は「妻の貯蓄」口座から夫の「夫婦貯金」口座へ毎月一定額を振り込むようにします。
夫婦2人ともが口座を作るのが面倒くさいと思うかもしれませんが、ネットだけで作れるのでそこまでややこしくありません。むしろ、毎月の振込手数料という金銭的負担とATMでの振り込みの煩わしさという時間的負担から解放されるので、絶対やった方がいいです。
フリマ・ヤフオク・メルカリ:断捨離を金にする
上の方でも申し上げましたが、私たち夫婦は毎月18万円の貯蓄以外に、8万円ほど余剰の貯蓄を行いました。この8万円がどこから来たかというと、いらないモノを売ったお金です。
- 着なくなった洋服
- サイズが合わなくて置いてあった靴
- 1人暮らし時代の洗濯機
- 読まなくなった小説
- なぜか置いてあったディズニーグッズ
- 買ったけど使わなかったココナッツオイル
などなど、夫婦で暮らしていると実は使っていないものってたくさんあるはずです。これらのモノを、ただ断捨離するのではなく、ヤフオクやメルカリ、フリマなどフル動員で全て売っていきました。合計すると8万円になったので、夫婦共通の貯金として貯めることにしました。
お金になるものって意外とあるんですよ?夫婦貯金の秘訣は意外と断捨離かもしれません。
まとめ、とにかくリーダーを決めましょう
さて、以上が夫婦の貯蓄術です。お分かりかと思いますが、何はともあれ夫婦の中で貯蓄リーダーを決めることが必須です。夫婦2人でがんばろう!ではいつまで経っても貯金は増えていきません。このブログを読みながら、一度ご夫婦で今後のプランを立ててみてください。何かわからないことがあれば、いつでもコメントくださいね。
長くなってしまったので、夫婦貯金を増やす上での節約術は次回の記事でご紹介します。
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